猫にそんなこと聞かないで。

発達障害とか精神科医とか猫とか外国とかの話

結婚観について語ってみる。

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気がつけば我がブログも塵も積もればなんとやら、200回を超えた。そこで以前から考えていたことだけど「こんにちは、猫pです。」の挨拶をもうやめることにした。
というのも、このブログ、途中からだんだん「ですます調」より「である調」で書くほうがしっくりくるようになってきて、そうなると最初に「猫pです。」と挨拶しておいて、「である調」にするのもなぁ…という葛藤がありまして。←こんな具合に時折「ですます調」が混じったり、うっかり忘れて挨拶から始めることもあるかもしれないけど、まぁそういうことだからよろしく。


さて、ちょっと前にふくさんに「ところで猫pさん、結婚は?」というコメントをいただいたので、今日はちょっと自分の頭の中を整理する意味でも結婚について考えてみようと思う。


結婚観というものはどのように醸成されるのだろうか。子供の頃に女の子はディズニーのアニメや童話等で、お姫様が王子様に選ばれて幸せに暮らしてめでたしめでたしというストーリーを刷り込まれるのかもしれない。
家にはそういった童話が1冊もなかった。お姫様ものに共感を抱いた事は1度もない。むしろ冒険ものが好きだった。小学校3年生の時に読書感想文に選んだ本は「この船地獄行き」だった。


子供の頃は普通に恋もしていたけど、結婚となると昔から良い印象は持っていなかった。両親は鹿児島の出身で、父の実家に盆や正月に行くと、男たちはさっさと宴の席につくなり酒盛りを始め、女たちは席につくことなく次から次へと食事の支度に追われていた。男たちが「男」であるというだけで偉そうに威張り散らした鹿児島の男尊女卑。そこには結婚への憧れを喚起するものは何もなかった。


いつも不思議なのが、3組に1組が離婚するという日本において、結婚=幸せという図式を無邪気に描ける人が多いことだ。3組に1組が離婚しているが、女性の方にもし経済力があればこれは2組に1組の割合以上になるだろう。こんな究極のギャンブルなのに、どうして結婚すれば幸せになれると信じられるのか不思議でたまらない。


子供の頃、夜に母が1人でテレビを見ていた。「何を見てるの?」と聞くと母は「怖い映画」と言う。
「幽霊の映画?」と聞くと、母は笑って言った。
「本当に怖いのは幽霊じゃなく、人間だよ」
母がその時見ていたのは、ヒッチコックだった。


私たちはいわゆる普通の日本人をすぐ信用する。きちんとした勤め人だったらなおさらだ。
私の知っているある男性医師は、真面目で物腰柔らかく、困ったことがあると親切にアドバイスをくれるような医師で、「いい人」と言う印象だ。その彼が付き合っている看護師に暴力をふるい二股をかけ中絶を何度もさせていた。
このように外面だけは良い人間は男性も女性もごまんといる。ちょっと職場で話をするくらいではなかなかわからない。感じの良い人に見えてしまう。だから人間は恐ろしい。


しかしたとえ本当に「性格がいい人」なら結婚して大丈夫かというとそういうことでもない。相性というものはなかなか複雑で、家の空調の温度からインテリアの好み、早寝か遅寝かなどの生活パターン、お金の使い方、アウトドアかインドアかなどなど、いくら相手が性格が良くて、その都度譲り合うとしても、合わなすぎたらしんどい。私は我慢が嫌いな人間なので、結婚ができる人は大人だなと敬服する。


それで私が結婚願望がないかと言うと、年に数日は結婚したいなと思う日もある。インフルエンザで寝込んだり、数日留守をして猫の世話係を人に頼む時などだ。


でも正直なところ、自分で稼げて、寂しがりやでもなく、世間体も気にならない、そんな人間にとって結婚はさほど魅力がないのであった。まぁ日本では私の年齢の女性は戦力外通告らしいので、結婚についていまさら考える必要もないのだけど。


ただ、もしこの先万一にも結婚を意識するような人ができたとすれば、週末婚かフランス式ならいいなと思う。


結婚以前に付き合う段階も、改めて考えると日本の告白文化って不思議。全く話したことのない女の子がいきなりバレンタインデーにチョコ持ってきて「好きです、付き合ってください」と言って彼氏彼女になるのって、無理がないかな。欧米ではデート文化というのがあって、ちょっと気になっている段階でどんどんデートに誘ってお互いを知る。でもその期間はお試し期間であるから、他の人ともデートしてもいい。それでお互いが良いなと言うことになれば、呼び方が変わったりして彼氏彼女の関係に移行する。そうなると同棲が始まる。
ある程度落ち着いてきたら、フランスの場合はまずPACS(民事連帯契約)を申請する。このパックスは便利で、婚姻とほぼ同等の法的権利が得られ、離婚の手続きの煩雑さもないから、フランスでは今は結婚よりもパックスの方が主流になりつつある。
子供が生まれ、何十年も生活を共にした後に改めてパックスから結婚に移行するカップルもいる。


私はこのフランスの恋愛観、結婚観の方が好みだ。例えてみると、家電製品を買うときに日本ではその場で買わねばならないが、フランスではしばらく使い心地を試してから買うかどうか決めることができるみたいな違いだといえる。
日本だと婚活に命をかけている女性が、ちょっとスペックの良い男と付き合っている間はかいがいしく家事をしたり、本音も言わず無理して尽くしたりして、いざ結婚をしてしまうと、年収の高さで選んだ夫は育児に全く協力をしない。幻滅した妻は尽くすのをやめ、化粧を止め太りだす。そして男は浮気をする。これってまるで大学受験がゴールで受かってしまえば勉強一切しない日本の教育システムと同じだと思う。結婚がゴールになってしまうとそういう悲劇が起こる。そして女性は夫に不満を抱いても、経済力がないと離婚ができない。そうなると「だんなデスノート」のように旦那を殺したいほど憎むようになる。フランスでは「だんなデスノート」のような現象は見られない。お互い我慢せず、すぐ別れるからだ。

だんなデス・ノート ~夫の「死」を願う妻たちの叫び~

だんなデス・ノート ~夫の「死」を願う妻たちの叫び~

 

 


こんなふうに、いざとなったら簡単に別れることが出来るようなゆるい結びつきの方が、良い意味での緊張感が続くのではないかと思う。親しき仲にも礼儀ありという感じのね。


そんな私の考えに賛同してくれる男性がいましたら、フランス式でデートしましょう。笑

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