猫にそんなこと聞かないで。

発達障害とか精神科医とか猫とか外国とかの話

医療者が患者を差別するという現実


(約4000文字)
金曜朝に出勤。土曜の昼に仕事を終えて家に着き、爆睡。今朝も平熱で元気。

金曜は市のお偉方やら大学の専門家やら保健所やらがやってきて3回目の会議があった。


1回目の会議の時は、医師側は院長、男性医師、猫で出席。彼らが来てくれた時は『これで助かる!』と思っていたこともあり、終始和やかなムードだった。しかしその後、当てにしていた派遣チームとやらも来ず、指定医療機関への入院は渋られ、PCRは『一応終了したので』と今後はあまり検査してくれないという方向性を示された。

2回目の会議の時は、院長、女性医師が出席。院長はあまり発言しないタイプ。女性医師は、1回目の時と伝え聞いていた内容が違うと思ったが、1回目に出席していなかったためあまり強く発言できず。大学の先生は、1回目の会議の時は『治療は抗生剤やタミフルを使います』と言ってたのが2回目には『タミフルなんて陽性患者には無駄ですよ』と発言をしれっと翻した。理事長や看護部長の抗議に対し、おばはん医監は『これ以上この話題を続ける気ですか。これ以上長引けば長引くほど私は行動に移れなくなりますが、いいんですか?』みたいなことを言ったらしい。言いくるめられたような形で終わってしまった、と女性医師が悔し気に言った。

3回目の会議。院長は欠席。男性医師、女性医師、猫が出席。
まず理事長が吠えた。『自分のところで陽性患者を診続ける限りはいつまでも外来を開けることもできない。他の病院では、陽性患者を全員指定病院に入院させることが出来たため、比較的早く終息宣言をすることが出来ている。どうしてうちの病院の患者を受け入れてくれないんだ!』
男性医師も声を荒げる。『だいたい、精神科で診れることじゃないんです!僕たちはそんなトレーニングも受けていないんです。手探り状態でやってるんです。いきなり違う科の治療をしろって言われてできますか!?』
そこで医監、得意のワードを繰り出す。『これ以上この話、続けますか?今日はせっかく専門家の先生に感染制御の話をして頂く予定なのですが…』
それが男性医師の火に油を注ぎ、ヒートアップ。『感染制御って、一番大変な時に何もしてくれず、いまさら何言ってんですか?』
理事長と男性医師の興奮により議論が紛糾したとして、おばはん医監がこの場を終わらせようとしている口ぶりを察して、猫も参戦。冷静にね。

猫が話したこと。
・感染を防ぐことには精神科特有の難しさがある。今の状況に対して患者さんの理解が得られないため、患者さん側の協力が得られない。患者さんは、マスクをしないでうろうろ動き回る、他患の部屋に入る、鼻水の付いた手で壁やテーブルをべたべた触りまくる。こんな状態では、感染を拡大しないために必要な物資やマンパワーの数が他の一般病院の比ではない。物資が足りなくなってきたため、ガウンも1回ごとの使い捨てができなくなっている。医療者が感染に遭うリスクも比較的高い。こうした状況を理解してほしい。
・病床がないということでうちの患者さんがなかなか入院させてもらえないが、そこに精神科患者への差別がないと言えるのか。
医監『その話題、まだ続けますか?』
猫『え、まだ何も回答頂いていませんが(苦笑)』
医監『差別はありません』と即答。
猫『差別がないというのなら、どういう基準のもとに指定病院へ入院させる患者を決めているのか、納得できるデータを出してください』
医監『患者さんのプライバシーがあるからできません』
猫『年齢と基礎疾患の有無だけでよいですし、どこかに公表するわけでもありません。データを提出できないんでしたらいいです。でも例えば12日にうちの80代糖尿病持ちの患者が陽性となりましたが、何日もたってCT上あきらかなコロナ肺炎像を見つけてやっと入院先を見つけてもらえました。その時はまだ県全体で陽性患者が50人に満たず、年齢的にも軽症であると思われる患者が8割、つまり重症患者は県全体でわずか10名ほどでしたよね。これでは病床が足りていないという説明にはなりません。実際、同じ頃に若く持病もないうちの看護師2名はすんなりと入院できています。これについてどうご説明しますか?』
医監『精神科の患者さんは、身体的な治療だけでなく精神科的な治療もしないといけないので、精神科病院で診ていただいた方が…』
猫『慢性期の精神科疾患の治療と、この感染症の治療とどちらが緊急性が高いとお考えですか?』
医監はその後だんまりを決め込んだ。笑

実際、80代糖尿病持ちの女性患者さんが陽性となった12日時点での県内の患者さんは、調べてみると
20代 3人
30代 2人
40代 12人
50代 6人
60代 3人
70代 6人(そのうち1人死亡)
80代 5人(そのうち2人死亡)
患者数は少ないが、それでも明らかに年齢による重症度の高さがわかる。
上記の段階で80代糖尿病持ちが入院を何日も待たされるということに精神科差別がないと言えるのか。実際この患者さんは、数日無症状・微熱状態だったが、レントゲンの両側肺の浸潤影→CTにてコロナ肺炎像を確認、専門の先生のお墨付きをもとに交渉してやっと入院させてもらえた患者さん。CTの像が示していたように、その後急激に呼吸状態が悪化し、今はICUにいるようだ。最初から差別なくすんなり早めに入院させてもらえていたらICUに入るような事態に陥らなくてすんだのではないのか。

その後は、保健所の副所長や大学の先生が会話に参加。この大学の先生、今回はうちの男性医師の迫力に押されたのか、感じよいキャラに変わっていた。笑
私は薬についても言いたかったんだけど、薬の名前を度忘れして、手帳に書き残してないか探していた。会議中にスマホ開いて検索しにくいしなぁ…しかしその私の言いたかったことを、女性医師が言ってくれた。
『マスクやガウンの支援もですが、薬を頂きたいんです。他の病院ではすでにオルベスコ(シクレソニド)を使っていることがわかりました。うちの病院の患者さんを入院させてくれないというのなら、せめて薬をうちにも下さい!』
オルベスコは入れてくれるという話になった。今になってやっと!?
オルベスコは当初、入手できないということであきらめていた。これを他の病院が使っているのがわかったのは全くの偶然だった。
よそに入院した2名の陽性患者さんがうちに戻ってくることになった。治ったからではない。二人ともまだ陰性化してないし、一人はまだ熱もある。その二人がよそでオルベスコを使っていて、知るところになった。オルベスコが入手できるのに、支給してくれないどころか知らせてもくれない。支援支援っていったい何の支援だよ!ちなみに2人が戻ってくる理由は、『暴れたから』とのこと。男性の方は、処置をしようとした看護師の手を払いのけようとしたのだとか。女性の方にいたっては、ベッドから落ちただけ。これを『暴れた』と表現する一般病院に驚きしかない。この2人の患者さんはふだん暴力をふるう患者さんではない。環境が変われば誰だって多少落ち着かなくなるだろうに。転院先でひどい扱いを受けたりしなかっただろうか。
指定病院を退院したうちの看護師によると、入院中、バイタルチェックに来る看護師にまるで汚いものに触れるようなやり方で扱われたことに傷ついたという。まして『得体のしれない』精神科の陽性患者とくれば、推して知るべし。男性患者のほうは、うちから入院するときのマスクのまま戻ってきて、マスクが薄汚れていたという。

うちの病院では、21日に陽性が確認された1人を最後に今のところ新たな陽性患者は見つかっていない。他の人たちもなんとか安定している。しかし、その最後の一人が劇症型だったようで、昨日亡くなった。21日の土曜、私は当直から解放され、帰宅した。その後、特に疑い患者でなかった男性患者が急に38度台の熱を出し、翌日PCR陽性。月曜に早々に転院していった。私は月曜から出勤したため、彼の病態を直接知ることはできなかったが、あれだけ入院受け入れが渋られるうちの患者さんがすぐに入院できたのだから、よっぽど急激に状態が悪くなったのだろう。うちで発症した患者さんを診ていると、よくあるパターンとして発症後あるいは陽性判明後5~7日で急激に呼吸状態が悪くなる。この時期を超えればだいたい安定してくる。ところが21日の患者さんは違った。もしこの時オルベスコがあったら、熱が出たその日のうちにあれが使えていれば…悔しくてしょうがない。

絶対に死者を出さないように…それは私にとって、患者さんの為というよりは、最初に発症した看護師のメンタルをこれ以上悪化させないようにしたいためだった。自分が感染したばっかりに、父親を感染させてしまい、亡くなった父はビニールで覆われ、直接触れることもできず…追い打ちをかけるようにバッシングがあり…。このうえ患者さんの死…。責任感の強い彼女に耐えられるだろうか。
彼女には心のケアの専門家を付けます、と言ってくれたけど、よく知らない専門家よりは、事情をよく知っている看護部長や女性医師が寄り添って、ハグして(この場合はハグもありだろう。免疫獲得しているのだし。)一緒に泣いて泣いて泣かせてあげたほうがいいと思う…と部長と女性医師に話した。

長い一日が終わって、気が付いたら夜になってて、当直室に戻ろうとすると、当直室のドアノブに、ビニール袋がかけてあった。みると…

この筆跡は、心理士のYさんだな…こんなにくれて私をブタにする気か…涙腺がふっと緩んだ。

さぁ、明日あさっては長いお休み前の最後のお勤め。48時間耐久レースだ。感染しませんように!
がんばるぞ!

ではまた。
外国のマネ

初デートでサイゼリアはアリかナシかについて私が個人的に思うこと。(脱線記事)


(約2300文字)
最近我がブログはゴロにゃゴロにゃともんにょりしているので、たまには違うことを書きたいのである。

愛読しているta-sanpapaさんの記事に、こういうことが書いてあった。
ta-sanpapa.hatenablog.com

確かに、この年にして
初デートの時に
「お食事は、サイゼリアでお願いします」と
言うのは、チョット恥ずかしいかも?

これについては、数年前に論争が巻き起こったようだ。
matome.naver.jp

いろんな意見があって面白い。
女性側は、軽んじられている感があって『ありえない!』と後でフェイドアウトするとか。
男性側は、サイゼリアに連れてって女性の態度を見て、文句言わず楽しんでくれる女性を見極めるとか。
さらに女性側は、男性が試しているのを察して、わざと楽しそうにして結婚に持ち込むとか…

すごいな…。もっと普通に楽しまない?デート…
婚活の一環だから、食事しながら互いにシビアに採点を付け合っているのか、怖いわ…
でもこれだと、所得の少ない男性は不利だよなぁ。


ちなみに猫様くらいセレブクラスになると、初デートにサイゼリアはアリなのか!?
私くらいのハイソサエティだと、サイゼリアなんて論外ですことよ!
せめてオサレなおフランス式デートくらいできなくては!


え、おフランス式デートをご存知ない?これだからしもじもの者たちは・・・
おフランス式デートといったら、天気のいい日にサンドイッチなどを持参して、公園でだらだら過ごすというデートです。フランスの公園に行ったら、老いも若きも、金持ちも貧乏も、みんな公園で100円程度のバゲットサンドと飲み物持参でだらだらしています。日本なら、バゲットサンドでなくて、しゃけのおにぎりでもいいかもね。
ほかには、東京だったら上野や浅草とか柴又(寅さん好きなので)をぶらぶらするとかでもいいし。りんご飴をねだるかもしれないので、りんご飴代をせっせと稼ぐべし。

ほんとはサイゼリアもぜんぜんあり。実際、はてなのブロ友さんと初デートにサイゼリアに行ったけど、楽しく過ごしたよ。のぞみューさんとはラーメンデートするしね。実はもうメニューを決めているのだ。( *´艸`)

おしゃれなレストランとか高級なところとかは、女性と行ったほうが実は楽しいんだよね。たぶんaphroditeseaさんとかknoriさんとかひよさんとか、美味しいものが大好きなかわいい女子な感じの人たちがきゃあきゃあ言いながら、『これきれい、かわいい、おいしいね!』とか言っているのを見てる方が楽しい。私自身は味覚があまり女性的でないのか、庶民舌なのか、牛肉にラズベリーソースとかかかっている料理よりは、だんぜんわさび醤油とか柚子胡椒とか大根おろしにポン酢派なので、そのへんの居酒屋に行く方が好きなんだけどね。ああ、だんだん論旨がずれてきた。でも気にしない。だいたいね、私、高級店に時々連れていかれるんだよ、グルメな先輩医師たちに。神戸の夜景の見える会員制のお高いワインバーやら、京都の隠れ家的な一軒家風フレンチのレストランとか。でも、私は庶民舌だから、500円のワインと5万円のワインの違いなんてわからないわけよ。それなのに、先輩医師は、めったに手に入らないワインを二本開けて、飲み比べをさせたりする。『どっちがいい?』て拷問ですか?口頭試問ですか?神の雫みたいに気の利いた事言えないんだよ。

高級なごはんを食べながら、うんちくを聴きながら、『家に帰って、永谷園のお茶漬けに梅をのっけて食べたい…』と心で思う罰当たりな私。わかってる。論旨がもう初デートとか関係なくなってるのわかってる。でも、言わせて!あと、あのミシュランの星付きのレストラン!友人のセックスアンドザシティ大好きゲイたちがパリで星付きのレストランにつれてけっていうから行ったけど、もう行きたくない。テーブルのすぐ斜め後ろに給仕?の人がぴっちり控えていて、ちょっとでもパンくずをテーブルクロスの上に落そうものならスッとやってきてささっと掃除をする。落ち着かないよ、あれ!『家に帰って納豆ご飯が食べたい…』と泣きたくなるんです。


まぁそういうわけで、私と高級店は相性があまりよくない気がする。でも、女の子とおしゃれな店でわちゃわちゃ楽しむのはアリ、なので、aphroditeseaさんとは表参道のオサレなレストランで初デートを楽しみましょうか。ふくちゃさんとは梅酒の家呑みやね!


今、ゴロにゃで重症化する人たちを目の当たりにしたり、自分に移るリスクの高いことをしてて思った。これまで自分は不器用だからずっと仕事と勉強を優先にしてたけど、今私死んだら、私のスマホの写真、猫の写真しかないわけ。(あ、最近はそれに加えて患者さんの肺のレントゲンとCTの写真ばかり…)家族とか友人とか恋人とか、そういうのをちょっとめんどくさがっていたところがあったかも。でも、やっぱり最近、死を身近に感じて思った。100日で死ぬワニじゃないけど、いつ死ぬかわからないから、後悔しないように会いたい人にはたくさん会おうって。今年は男性とも女性とも積極的にデートをするビッチになろうかな。

だいぶ脱線しまくったけど、結局初デートのサイゼリヤに何を思うかと言うと、男が自分を軽んじているとか自分を試してるとか、そんな男の思惑はどうでもいい。楽しいかどうかが全てである。

ではまた。

ももはなさんの為に、うちの子のにゃんたまを写したよ!小ぶりですが…

踊り子さんには手を触れないでください。


(約2200文字)
今日は仕事は休みであり、たっぷり寝たので元気はつらつ!

最近は、やっと保健所が動いてくれるようになったため、妖精化が疑わしい発熱者や妖精者の濃厚接触者の可能性のある人を厳選して毎日PCR検査することができている。昨日、一昨日と妖精さんの出現はなし!隔離予防策はまぁまぁうまくいっているので、今後出たとして1、2人かな。それもごく初期に見つけているため終息はそう遠くないだろうとみている。

私は相変わらず、ナースコールで呼ばれてはあっちゃこっちゃに小走りしているが、床が常に消毒掃除されているため、すってんころりと2回ほどこけて、膝小僧に青あざを作りつつがんばっているよ。

4月になれば常勤医が入るため、私はお役目御免でB病院勤務に備え、2週間自宅待機となる。最初は4月から1週間の予定だったけど、終息が長引いたため、2週間の自宅待機なのだ。あと6日、なんとか感染せずに3月を終えることが出来たら、猫とまったりできる。猫は2週間も私が家にいることをうざく思ったりしないだろうか、すこし心配だけど…

しかし、あいかわらず感染には気が抜けないのだ。
今、A病院は、ホワイトな病棟が3棟。グレーな病棟が1棟。ブラックな病棟(妖精さん達のいるところ)が1棟。
グレーから怪しい人が検査されて、時に妖精さんとわかり、ブラック病棟に移される。


昨日も、マスクをせずにうろうろするグレー病棟のおじちゃん。
ナースステーションの小窓をあけようとする。
『マスクちゃんとしないと開けません。閉店でーす!』とナース。
おじちゃん、ポケットからマスクを取り出す。もっとるんかい!
付け始めるところを、ナースステーションにいたスタッフみんなが見守る。
鼻を出したままつけ終わる。うーん、惜しい。かと思いきや…
その後で鼻をちゃんとしまって、完璧につけ終わる。
ナースステーションのスタッフみんな、思わず拍手かっさい!おじちゃん、にやーと得意げに笑う。


そんなグレー病棟。
患者さんにはことの深刻さは理解できないので、あいかわらずの行動パターンである。
私を見つけると、『おーい!』と呼んで、いつも手を握るYさん。
この人は持病のデパートであり、ただでさえ死にそうな人なんだから感染には気を付けないといけないと思ったところで本人には理解できない。たっぷり手指を消毒したうえで手を握ってもらい、去る前にもお互いに消毒をする。


困るのが、不意に触られることだ。
精神科の入院患者さんの中にはちょっと変わったパーソナルスペースの持ち主もいる。

自由ネコさんがトナラーに対する困惑、パーソナルスペースについて触れている。
gattolibero.hatenablog.com

いわゆる普通の日本人は、わりとパーソナルスペースが広めの人が多いと思う。電車の長椅子が開いていたら、まず両端が埋まり、そこからは両隣の人から等間隔に距離を置いて座るというパターンが主だ。外国では意外とそうではない。ヨーロッパでカフェに行くと、他が空いているのになぜか向かいに座る人が時々いて『なんで、ここ?』と戸惑うことがあったけど、こういう人がトナラーという人達なのだろう。

これが、精神科の入院患者さんとなると、たまに不意にパーソナルスペースを詰めてくる、予測しがたい行動をする人達がいて、ドキドキさせられる。
以前、B病院にて背中をポンポンと叩かれたので振り向くと、自分が振り向いた顔に触れそうなくらいすぐ真ん前によく知らない男性患者さんの顔があって、めちゃめちゃびっくりする。『ラ、ラーメン…大好き?』と不意に聞かれ、『ラーメン、大好きだよ』と答えると、『チョ、チョコレートは、好き?』とまた尋ねる。『チョコレート、好きだよ』と答えると、にやぁと笑って、去っていった。パーソナルスペース、ほぼゼロに近い。こんな感じで急に来るからドキドキするよ。来るなら予告して!


これが、この感染症が流行っているときだと、特に大変なのだ。

グレー病棟のFさん。ゴロにゃなんて知りませーんとばかりに、何度言ってもマスクをはめず病棟内をうろうろする困ったおばあちゃん。彼女は私の担当患者さんではないのだけど、なぜか私を大好きなようで、見かけるといつも満面の笑みで手を振り話しかけてくる。つい数日前、Fさんなぜか急に感極まり、私に熱烈なハグをして私の頬に激しくほおずりをしたのである。私はブラック病棟ではそれなりに重装備だけど、グレー病棟ではそこまではしてないので、マスクはしていても顔は露出していたのだ。
そのFさんが2日前から発熱し、じっとしていない疑わしい患者さんでもあったので昨日検査をした。
結果、どうやらニュースになっていないので、陰性だったようだ。ふーやれやれ。

こんなふうに精神科病棟では他の病院では起こらないような奇襲攻撃も生じることがあるため、デューク東郷ばりに気が抜けないのである。これが終息したらいくらでも触らせたげるから、今はダメ!

スキンシップについて書いてます。
nkobi1121.hatenablog.com

ではまた。

涙の白玉団子


(約2300文字)
ここで吐き出していいと言ってもらえたので、お言葉に甘えて何の生産性もないまとまりないことをぐだぐだと吐き出させてもらいます。
猫pさんは、新型ゴロにゃ陰性者です(少なくとも3/9時点までは)。ただ現在、絶賛濃厚接触者であり続けているため、家と病院の往復以外はどこにも行けず、公共の乗り物も乗れずの、軽い軟禁状態。食べ物は以前から宅配に頼んでいるので大丈夫なんだけど、ストレスが溜まります。


ああ、白玉団子が食べたい…
しかし、カフェにもコンビニにも行けない…


そんな時、オイシックスでたまたま頼んでいた玉こんにゃくに目が向きました。
これを白玉団子と思って食べてみるか…

玉こんにゃくにきなことあずきと練乳をかけてみる。
見た目は完璧に、白玉団子ではないか!
いただきまーす♪


…食感が確実にこんにゃく…
_:(´ཀ`」 ∠):
アタマがパニックを起こしている。
『なんでこんにゃくなのに、甘いの?何かが違う…』

この食感、タピオカですらない。
長年親しんだこんにゃくの噛んだ感じを感覚器官が覚えていて拒否反応を示す。
コレハスイーツニアラズ
食べたけど、涙…

本物の白玉が、食べたいよう!あの、もちもちして、きゅっきゅっとした弾力の白玉がぁ!



猫pさんは、癒されたい。
ほんとに珍しく久々に、彼氏が欲しいと思った。
普段は、まぁネタとして言うことはあっても、そんなに思わないんだよね。にゃんこもいるし。一人で自由にしてるのが好きだし。
でも、ある程度以上のストレスフルな生活を続けると、時には誰かに甘えたくなるよ。ぎゅーってしてもらって、『がんばってる、がんばってる…』とよしよしされたくなるんだよ。職場では、自分が笑顔で余裕かまして『どってことないよ!大丈夫!』って元気に見せてないといけない。でも、強がり続けるのも正直しんどい。ほんとうは、ナースコールが鳴るたび内心ドキドキしているわけで…

よし、この件が片付いたら、3分化粧も復活させて、恋愛に前向きに、何か行動を起こそう!
と、思ったんだけど、どう考えても無理ということに気づいてしまった。
時間が、全くないんです…

昨日、事務長に車で送ってもらいながら、あのゴロにゃ感染が最初に判明した日に24時間にわたって当直室に閉じこもり何もしなかった医師を切りましょ!という話をした。私はその医者についてよく知らなかったんだけど、女医のA先生は、その医者が自分の患者さんに対して、ちょっと暴れていると診察も何もせずにすぐに拘束にしていたことに腹を立てていた。その患者さんが荒れるときは、便秘がひどくて不快感があるのを言語化できないのが原因であることがほとんどなのに、その医師は『治療』というよりも『罰』としてそういうことをする印象だった。医者としての責任感がない以前に、患者さんに対する愛情が全くない。そんな話を先日A先生から聞いていた。

『でも、こんなことがあったら、さすがにもうこの病院の当直はしないんじゃない?』とA先生に言うと、
『いや、これが終われば絶対しれっと戻ってくるよ。ここの病院の当直代、他よりいいから。』とのこと。
あんな医者、二度とA病院の敷居を跨がせてなるものか!と、事務長に言うと、『そうしたいんだけど、月1で週末入ってもらっていた当直に穴が開いてしまうからどうしようか…』というから、『当面は私が入ってもいいから』と言ったら、『じゃあ、彼は切ります。』と言ってくれた。ふん、ざまぁみろ給料泥棒医師め!でも、そのおかげで、私の休みがまた失われてしまった。

私の4月以降の予定。
第1週は、A病院もB病院も休み、1週間引きこもり、熱を測って過ごす。
第2週以降。(A病院が終息したと仮定して)
月:A病院日勤+宿直
火:A病院日勤+宿直
水:B病院日勤
木:B病院日勤
金:B病院日勤
土:B病院日勤
日:休み(月1でA病院当直、月1でB病院当直)

…これ、月に2日しか休日がない。
こんなんで恋愛とか、まず無理だね。
月に1、2回しか会えなくても、もともと長く付き合っててその後遠距離になったとかならアリかもしれないけど、最初から月1か2しか会えませんが、って、まず終わるよね…今世では恋愛は諦めるか…。


レンタル彼氏でも利用してみる…?
…うーん、私のブログの読者さんだったら、ある程度事情がわかっているからきっと心のこもったハグもしてもらえそうだけど、レンタル彼氏、『大変でしたねー(棒読み)』って表面的な慰めだったらいやだなぁ。


AIのハグしてくれる人形、どこかのメーカーさん開発してくれないかな?感触が人間ぽくて、『よしよし、がんばった、えらいえらい…』て、なでなでしてハグしてくれる人形、10万くらいまでなら出してもいいわ。ついでに白玉団子を手作りしてくれる機能もあれば…

でも、たぶんゴロにゃが収束すれば、彼氏が欲しいとか癒しが欲しいとか、そういう欲もまた収まるんだろうな、と思う。デイケアが復活すれば「ハグしてー!」と毎回駆け寄ってくるトトロのように丸くて可愛い女の子にもまた会えるし。

それにしても、来るべきセミリタイアに備えて、少しずつ勤務を減らしていくという計画だったのに、どうして私の勤務は増えてしまうのだろう…ほんとうはあまりバリバリ働きたいタイプでなく、家でにゃんことゴロゴロしたいのにな…


ではまた。

おかげさまで、元気です!


(約1500文字)
皆様、優しい言葉をありがとうございました。おかげさまで、私は元気です。
一昨日1人、そして昨日2人と患者さんがごろにゃ妖精さんになってしまったけど、それはもう想定内。
結局、国が言ってた医療チームを派遣とかいう話はなんだかうやむやに立ち消えになってしまったっぽいけど、今週に入り、某医療センターの先生が疑わしい画像のチェックをして下さってほんと助かる。でも今日は祝日なので、おいら24時間ひとり日直宿直だけんど…(^_^;)


やるべき重要点は2点。
①感染拡大を防ぐ。
②感染者の重症化の兆しを早期に見極め、重症化を防ぐ。

粛々とやれることをやっています。
今のとこ、病棟は落ち着いていて、今日は昼食後にこうしてブログを書けるほどの余裕があります。もう少し時間の余裕ができたら皆様のブログを訪問しようと楽しみに思います。
皆さんのスター、ブコメ、コメント等に助けられ、うちのもふもふ団に癒されたので、今はめちゃめちゃ元気!
ごろにゃめ、なめんな!
私は無理難題かけられたほうがもともと燃えるタイプであったのを忘れていたわ。

今回のことがあって、病院を去った医療従事者もたくさんいたけど、去らずにがんばっている人達がもう、やさしさ成分100%かっていういい人達で、現場は怒号が飛ぶ修羅場でなく、互いにいたわり合う気づかいあふれるものとなっている。

そんで、今日とてもうれしかったのが、朝、回診して患者さん達に『不自由かけてごめんね』と声掛けをしていたら、ある患者さんが、
『大丈夫!先生のこと、信じてるから』
と笑顔で言ってくれたこと。やめて〜ハートに直撃するようなこと言うの!この一言だけで、一日笑顔でがんばれる。

そう。こんな時こそ、ほめ、感謝、笑顔!
nkobi1121.hatenablog.com

とはいえ、マスク姿では笑顔は伝わりにくい。
それでも、たとえマスクで口が隠れていても、口角を上げれば笑声(えごえ)になるという。

この笑声は、id:kurozuankake0427さんがデイケアSSTソーシャルスキルレーニング)で電話をかけるシチュエーションで学ばれたことだけど、マスクの時にも使えるね。
kurozuankake0427.hateblo.jp

keroyonさんと仲間たち(名前は出さない、公表はしない方がよいのよね?)には素敵な応援動画をプレゼントして頂きました。ありがとう、癒されました💕みんなめちゃめちゃかわいかった。そして歌も演奏もお上手!ただ、まだ病棟がばたばたしているということもあって、他の方には見てもらってません。写真だとすぐだけど、動画だとそれなりに時間を取るので、もう少し時間の余裕が出てきたら見てもらおうと思います。患者さんには今日見せるかも。
私から、お礼のお返し動画です。パプリカの子守歌バージョンにしたつもりなのに、背景のにゃんこがまったく眠らなかったので、子守歌としては失敗作です。
www.youtube.com

それから,この時期にあう歌を2曲。
お時間に余裕のある方に、お耳汚しですが…
www.youtube.com
www.youtube.com

まだまだ大変な時期だけど、春に変わりゆく季節を楽しむ余裕は持ちたいと思う。
さて、午後からもがんばろー!
ではまた。

明るい記事ではありません。(弱っている人はほんとにスルー推奨)

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(約600文字)

さっき病院から悲しいメールが届いた。

 

もう少しだったのに…

真っ暗闇のトンネルからやっと明るい光が見え始めた矢先だったのに…

振り出しに戻ったということがわかった。

 

どんだけ不利な状況でみんながんばってきたか…

陽性患者さんも疑わしい患者さんも陰性患者さんも、みんなマスクもしてくれないしウロウロ動き回るし、保健所はなかなか動いてくれないし、国は支援チームを要請するとか言ってたけどなしのつぶて…

 

こんな状態だから、1人陽性患者が出るとまたわらわらと増える。

そしてうちの陽性患者は高齢者ばかりなので、比較的高い割合で重症化する。

さっきも重症化した新たな陽性患者が高熱を出し意識障害になってると言うのに転院先がなかなか決まらないとのこと。

どうして?意識障害だよ!?

 

地獄だ…

 

大体、なぜ精神科医が1日中レントゲンやCTで慣れない新しい感染症を診続けるという異常事態が放置されているのだろう。最近死刑になった男のようにとまではいかなくても、やはり心のどこかに「精神障害者は後回しで良い」という認識があるんじゃないかと疑ってしまう。

 

暗いものを読ませてしまってごめんなさい。これを自分の中に溜め込むのはしんどすぎたので、ここで吐き出させてもらいました。

 

明日からまた頑張るわ。

でも、ゴールが見えないよ…

 

ではまた。

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犯行現場

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(約100文字)

今、帰宅すると犯行現場に出くわした。

 

貴重品に襲撃をかけるとは何という凶悪犯…

 

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「めんめ!」とこっぴどく叱っておいた。

 

眠いので、犯人たちともう寝ます。

 

ではまた。

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